SLの街Wolsztyn その3
いよいよ列車に乗車ですがとにかく朝が早い、ホテルを5時に出発し駅へ向かう。乗る列車はボルシュティン発5時27分77425列車ポズナン行きです。駅に着くとすでに列車は入線しており3両編成の客車からの蒸気暖房のスチームがホームに漂ってました。乗車して先頭車両に陣取るとすでにドイツ人のマニアが横のボックスに。ドイツからだと近くて羨ましいと感じる、ちなみにベルリンからなら列車を乗り継げば4~5時間ほどで到着できます。
機関車を撮影していると機関士が声をかけてきた、どうやらPKP(ポーランド国鉄)の帽子を土産に買わないかと言うことだ。会社からの支給品売っちゃっていいのかとは思ったが、貴重なので買ってしまった。きっとこの代金は仕事終わってからの飲み代だろうな(笑)
朝のボルシュティン駅
列車は定刻に発車し、SL独特の加速で暗闇の中を進んでゆく。途中夜が明けてくると濃霧に包まれていた。その為か交換列車が遅れて機外停車を繰り返す。各駅で乗客を乗せながら車内は座席定員ほどになる。特に車掌室は無い為か車掌が先頭車のボックス席を一つ占領して改札業務を行っていた。乗客はみんなその車掌の場所まで来て定期券や切符を求めていっていたのが印象的である。終点ポズナンには15分ほど遅れて到着、通勤客がどっと降りていった。機関車は切り離され駅南側の機関区へ入区していった。
この日はワルシャワに向かうのでポズナン駅の窓口でワルシャワ行きの特急の指定を買おうとしたがベルリンからの人気列車らしく満席、仕方なくその前のインターシティーの指定を購入した。問題はここまで乗って来たSL列車の折り返しで終点ボルシュティンまで乗る計画が無理になり、ポズナンに戻ってインターシティーに間に合う列車との交換駅の一つ手前まで乗ることになった。
折り返しのSL列車であるボルシュティン行き77426列車は9時23分の発車なので、駅のケバブ屋で朝食を摂ることにする。顔の大きさほど大きな生地に多量のケバブと野菜がてんこ盛りで円換算150円程度、いきなり腹がはちきれそうである(笑)早めにホームへ出るとすでに列車は入線しており朝日も良い感じで当たり撮影にはばっちり!当然先ほどのドイツ人もいました。
ポズナン駅にて(77426列車)
ポズナン駅を定刻に発車し、朝来た路線を再びボルシュティンに向かって走ります。早朝と違って濃霧も晴れよい天気になってるし明るいからSLの走行もよく観察できた。
さて、インターシティーに間に合う列車との交換駅は時刻表上ではGrodzisk駅なので、その手前のPtaszkowo駅で降りなくてはならないが、どんな駅か全くわかってないが発車のシーンを車外から取れる唯一のチャンス、撮りやすい駅であることを祈るばかり。で、その駅に到着するとトウモロコシ畑の真ん中にぽつんとあるド無人駅(笑)列車を飛び降り進行方向の道を渡りその先の草むらまでダッシュ!ぐは!モロに逆光・・・まあでもこんな感じに撮れました。
Ptaszkowo駅を発車(77426列車)
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