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九州旅名人漫遊切符旅

 ちょっと前(7月)になりますが九州旅名人漫遊切符で乗り鉄してきました。この切符はJR九州の発売するJR九州管内の普通列車及び私鉄や市電に乗り放題の切符で、特に三セクになった鉄道に乗るには好都合な切符です。
 非番の日に羽田からANA便で鹿児島空港に降り立ち連絡バスで鹿児島中央駅へと向かう。急いでみどりの窓口へ行き「旅名人漫遊切符」を購入、バリデーションしてもらってからまずは市電乗り場へ、目的地は天文館通りの「むじゃき」。
 早速切符を使って市電に乗り込み10分ほどで天文館に到着、アーケードの中を歩きむじゃきへ。この店は何種類かのレストランになっていて目的の「しろくま」はどこでも食べれるってことで地下の鉄板焼屋へ。ヤキソバと生ビールで遅い昼飯を摂りデザートは目的のしろくま(笑)
鹿児島市電  むじゃき(しろくま)
 しろくまを食ってから市電で鹿児島中央駅に戻り16時29分発の川内行き普通列車に乗車。車両はレアになってきた415系である。発車時間30分も前だというのに車内は座席一杯に利用者が、時間的に学生の帰宅時間と重なっていたためだ。座席を確保してホームで撮り鉄。なかなかこちらの方には来ないので見る車両珍しい。いぶすき玉手箱も到着して新旧合わさった結構玉手箱状態の鹿児島中央駅ホームである。
川内行き2454M  市来駅
 列車は定刻に鹿児島中央を発車、駅を進めるが一向に学生が動かない。普通は駅ごとに減っていくと思うのだが、逆に神村学園前駅で更に乗車しそのまま川内へ。最全部に乗っていた学生がいっせいに下車し前方に走る!何かと思うと薩摩オレンジ鉄道乗り場が駅の先端に、あ~、なるほどと思った。
 乗り換えの薩摩オレンジ鉄道6140D新八代行きは17時33分学生満載で発車。この路線でもなかなか学生が動かなく、阿久根駅で大半の学生が降りていった。鹿児島中央や神村学園にしても結構長い通学オレンジ鉄道距離だと感じる。三セクになった区間を乗る学生には定期代もばかにならないだろう。
 閑散とした新八代行きは海沿いの路線をゆっくりと北上する。水俣駅ではオレンジ食堂(イベント列車)と交換。内部は意外と豪華に出来ているようだ。なんかこの三セクが企画したオレンジ食堂列車のの二番煎じの車両がとある大鉄道会社で走るそうだが。その大鉄道会社は九州新幹線のCMアイディアも二番煎じし、さらにJR九州のななつぼしの二番煎じも企画中とかすごい大鉄道会社である(笑)
 夕暮れの有明海かな?を見ながら北上は続くが乗客は一向に増えないまま八代に到着。この日は新八代の東横インに泊まるのだが、周辺に飲食施設がまったくないので八代なら・・と思いで降りたが不発であった。徒歩10分ほどのところにやっとリンガーハットを見つけ夕食を摂り、熊本行きに乗り新八代で投宿となる。

 翌日は、早起きをして予定の肥薩線より一本早い列車に乗ることにした。その列車で行くとくまがわ鉄道で湯前に往復し予定のいさぶろう1号に乗車できる。まあ、予定だった列車はしんぺいいさぶろう車両の送り込み列車でそれはそれで残念であったが、人吉~吉松で乗れるので未踏区間のくまがわ鉄道を優先した。
瀬戸石駅 八代発6時42分1223Dに乗車し人吉を目指す。見習い運転士であろうか指導の運転士と一緒の乗務で球磨川沿いをゆるゆると走る。このあたりは景勝路線で途中駅の駅舎も年代もののも木造駅舎が多く観光客も多い場所だが、時間的に閑散としている。そう言えば件の大鉄道会社が木造駅舎号なる臨時列車走らせるみたいだが、木造駅舎企画はもう何番煎じになるのか・・どこまで企画力無いのかと情けない。。。
 
 途中の瀬戸石駅で20分の停車、目の前を流れる球磨川を見に行ったり駅前をふらふらとする。上りの特急をやり過ごし再び人吉へと駒を進める。一勝地あたりから利用客も増え定刻に人吉に到着。すぐに球磨川鉄道のホームへ行くが改札を抜け大廻で跨線橋をくまがわ鉄道乗り場へ。こりゃ大変だと思ったらなんとJRホームから連絡通路があったOrz・・・
 乗車する車両は期待していた「くま」車両ではなくオーソドックスなロングシート一般車両の単行。ロングシートには学生が寝てた(笑)8時21分湯前行き7Dは定刻に発車。のどかな田園地帯を進む。と突然寝台列車が!東京行き「はやぶさ」の文字が!東京~西鹿児島直通の寝台列車だったはやぶさが多良木駅前に静かに保存されていた。湯前に定刻に到着しすぐ折り返しの9時10分人吉温泉行き8Dで人吉に戻る。
湯前駅  湯前駅舎
 人吉に到着して、今度は連絡通路をとおり肥薩線ホームへ、これから乗車のいさぶろう1号はすでに入線し乗車できた。自由席もあると書かれていたが、調べてみると車端のロングシート部だけであった。指定席は取ってあったのでその席に座る。 進行方向の席に座りたかったので指定取る際(件の大鉄道会社の駅窓口)に席番を指定したがどこも満席とのことだった。発車してみると誰も来ない・・・てか指定席車両には4組ほどしか乗ってない・・どこがどう満席だったのだろう・・まあ、ボックス占領できたし良い方に予想外はぜんぜん許す(笑)  
 この列車にはアテンダントさんが乗車し、沿線の案内や歴史・車販業務や発車間際のお客さんの誘導など幅広くこなす。ここで買った栗飯弁当は駅弁本来の懐かしさもあり味もしっかりしてた。最近はマスコミ企画かなんかでレストランや料理屋っぽいものが氾濫するが、列車の中ではこういう素朴なものの方がよっぽど旅情を誘うのである。しんぺいいさぶろう車内 大畑駅スイッチバックで本線へ ループで登って大畑駅上部へ
景勝地点でしばらく停車 真幸駅に下ってきました 真幸駅舎
 列車は大畑のスイッチバック&ループを駆け上がり景勝地で停車しながら峠を越え真幸で再びスイッチバック、各駅では5分ほどの停車時間が設けられ古い木造駅屋も見学でき、あっという間に吉松に到着の鉄道満喫の路線であった。
真幸駅にて 吉松ではやとの風と並ぶ 都城行き4224D
 吉松では吉都線の都城行き4224Dに乗り換える。霧島の火山をぐるっと北回りして都城へ向かう路線だ。この日は桜島の噴煙が風に流されこの沿線を覆っていた。定刻に都城に到着してすぐに宮崎行き6878Mに乗り換える。青井岳や田野など昔はSLの撮影名所だった山間の難路を、今は電車がなんの苦労も無く走りすぎていく。この電車は南宮崎で下車し盲腸路線の宮崎空港駅にちょいと足を伸ばす、まあ、未踏区間だからね。
宮崎行き6878M(都城) 延岡行き736M(宮崎空港駅)
 島式2線の空港駅から乗ってきた電車が折り返しになる736M延岡行きにそのまま乗車、隣のホームには今では古参になってしまったハイパーサルーン車両のにりちんシーガイア号が停車中。博多までロングラン(現在基準で)の特急である。宮崎空港を定刻14時34分に発車、宮崎からはたくさんの学生を乗せて北上する。ここでも学生が動かない・・どこの駅か忘れ佐土原駅で交換たが乗ってた学生がほとんど降り、降りた学生と同じ量の学生が乗り込んできた。高校も学生を地域分けしてるのかなって思った。結局宮崎から満席のまま南延岡に到着。昔はこの駅から高千穂線と言う絶景路線があったのだが今は廃線となっている。未踏区間だっただけに残念である。今なら観光路線としてやっていけそうだが、なくすのは簡単だが復活は難しいと言うことを学習してほしいものだ。
 
 さてこの駅からは鈍行旅行での難所、延岡~佐伯の壁が立ちはだかる。この区間を昼間走る普通列車は無く朝晩の数本で時間的にも使いにくい。これから乗る2762Dが昼間(九州は日の入りが遅い)のうちに宗太郎峠を走ってくれる貴重な列車のひとつだ。全区間電化区間ではあるがディーゼル車両の単行しかもロングシート。やっぱりボックスシートが鉄道っぽくて俺は好き重岡駅で交換だ。ロングシートだと毎日乗ってる通勤電車と変わらなく、その辺も一般旅行者が鉄道を避ける理由にもなってるんじゃないかと感じる。

 さて佐伯行き普通列車は16時43分定刻に南延岡を発車、延岡でもあまり乗車は無く見るからに鉄道旅行してる人率が高い!列車は山深い区間へ入り左右にくねくねと走り市棚駅を過ぎると宗太郎峠である。その後は宗太郎駅・重岡駅と山を下り佐伯駅へ到着する。すぐ乗り換えの杵築行きはまたもロングシート、さすがにここからも更に1時間40分も景色を堪能できないロングシートに固定される。18時07分普通杵築行き発車、仕事帰りや学生で車内は満席で立ち客もちらほら。大分付近になると向かいの座席が見えないくらいの混み方に。なんとかロングシート地獄を切り抜け別府で下車し投宿となる。街中をいろいろ探し地元民でにぎやかな古びた居酒屋に入る。郷土料理や家庭の味に満足して就寝。

 さて、最終日です。朝起きると携帯に鉄道情報が「鹿児島本線 博多~小倉でシステム障害」とのこと。とりあえず、早めに駅に向かうことにした。駅の掲示板ですと博多方面からの特急が軒並み遅れてはいたが、なんとか普通列車は時刻どおりに走ってる模様。予定の中津行き4626Mは2両表示、むむ、これはロングシートくさいと読み、先行の杵築行きが415系で到着してきたのでとりあえず乗車。車内は大学生で満員だったが次の別府大学駅でほとんど降りてしまった。がらんとした車内のボックス席で足を伸ばしコンビニの握り飯で朝食。途中交換などで少々遅れて杵築に到着。反対ホームには抑止食らってるソニックが。
杵築行き(日出駅) 杵築駅抑止中ソニック 杵築まで乗ってきた415系(折り返し大分行き)
 時間が少しあるので駅前をぶらぶらしてると、杵築はカブトガニの故郷らしい!意外と立派な公衆トイレがあったりしっかりした駅舎だったり、公共のものに力を入れてることに感心しつつ駅に戻る。駅にもイメージにあわせた風情があるベンチがあったりJR九州のセンスはなかなかだ。程なく4626Mが到着、予想通りロングシートだったががらがらだったので横すわり(腰に良くない)で景色を見ながら北上する。
4626M(杵築駅)   ワープに使ったソニック
 もともとの遅れと交換などで7分ほどの遅れだが、この先中津で1分乗り換え行橋で2分乗換えと綱渡りになる。中津は接続列車っぽいから接続はすると思うが、行橋からの平成筑豊鉄道が問題である。JRであれば接続は取ると思うが三セクでは保証がない。ここは柳ヶ浦~行橋ワープを決定ソニック18号に乗車する。5分ほど遅れて行橋に到着、ホーム先端にある平成筑豊鉄道のホームへ行くとすでに10時52分発の直方行中津駅平成筑豊鉄道ホーム き2711Dが停車中。が、またもやロングシート・・・ボックス車両も多数持ってるのに運が悪い・・
 乗車予定だった中津からの列車を待つことなく定刻に行橋を発車、コストはかかったがワープ大正解である。筑豊と言うと国鉄時代はかなり入り組んだ路線で構成され、乗り鉄行程には頭を使う地域でしたが、結局乗れずにほとんどが廃線になってしまった。まあ、それにしてもすれ違う列車が全てボックスシート車ってのが恨めしい・・結構良い乗車率で直方に到着。駅前の立ち食いそば屋で昼飯を掻っ込みホームへ戻る。田川後藤寺行き(直方駅) 予想はしてたが乗ってきた車両がそのまま次の1319D田川後藤寺行きとなっていた。しかし学生で立ち席もでる乗車率で12時35分直方を発車。金田まではさっき来た路線を通るのだが何とこの路線田川伊田まで非電化複線区間、貨物営業でも残ってるのだろうか三セクにする頃には単線にしてしまうのかと思ったが残ってるのがすごい。金田から別れ、そうこうしている内に田川後藤寺に到着。すぐに13時19分発1550D新飯塚行きに乗り換え。キハ32の単行だが車内はほぼロングシート化され車端一部(片側4列ほど)に田川後藤寺駅(右の新飯塚行き乗車) 転クロが固定で残されてあった。なぜかその部分の席だけ満席でロングシートには誰も座ってない。20分ほどの区間だが峠越えっぽい区間で前半は巨大な石炭工場の間を走り後半は住宅地となる。定刻で新飯塚に到着すると予定より一本前の快速に乗れた。もともと接続時間が短かく駅構内もどうなってるかわからなかったんであきらめていたが向かいのホームなのですぐに乗れた。ま、桂川までの10分ほどの乗車。

王塚古墳(桂川駅近く)  これに乗れたおかげで桂川では45分ほどの時間ができた。郊外の私鉄駅を思わせるシンプルな駅で駅前もシンプル・・どうしようと思ったら案内板に「王塚古墳」と言う文字が。徒歩10分ほどのところらしいので行ってみる。意外としっかりとした形が残っている古墳で、一通り見学して駅に戻る。乗る列車は14時28分発6627D原田行き。駅にも留置線のようなものは無くどこを見回しても原田行きになる車両がない。と思ったら回送でやって原田行き(桂川駅)きた!元は動脈だったこの路線だが今は超ローカル化してしまった。折り返し間合いが数時間あるので直方あたりまで疎開しているのだろう。だったら直方から乗せろと思うのは乗り鉄的意見なのだろう(笑)
 やってきた車両はキハ32のオール転クロ車。超ローカルではあるが座席に一人づつくらいの乗車で定刻に発車。運転区間は短いものの途中には冷水峠があり、この日は香椎線(香椎駅)そこを境に天気が一変した。原田駅に到着すると真っ黒な雲が覆いいまにもスコールが来そうだ。乗り換えの列車は朝のシステム障害の影響もあり遅れているので、携帯 でいろいろ探った結果、この先の予定を大きく変更して香椎線に乗り、西戸崎でうまい具合に船に接続できればそれで博多に戻ると言う行程にした。と言うわけで原田発15時04分4252M門司港行きに乗車。途中で遅れてる列車の退避や信号待ちなどで7分ほど遅れて香椎に到着。15時39分の西戸崎行きは目前で発車 してしまったため次の16時発762Dに乗車する。湾沿いを走るのかと思ったが意外と内陸で最後の区間だけ湾沿いだった。西戸崎からは徒歩数分の船着場から博多港行きの船が出てるので、それに乗船して博多港に行き、西鉄バスで天神まで来てホテルに到着。夜はもちろん屋台「まみちゃん」で!
博多湾を渡ります 海外のような博多の遠景 天神「まみちゃん」

これで乗り鉄終了、ちなみにその後はダイビングのため福岡空港から那覇経由で宮古島に行きました。


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